というのも、妻のめがね(かコンタクト)も2年に1度、400ドル分出してもらえるという夫の勤務先の福利厚生を利用すべく、夫がめがね屋さんのバウチャーをGroupon(グルーポン=クーポンサイト)で買ってしまったから。
カナダでめがねやコンタクトを作るには「prescription(処方箋)」が必要なんですが、夫がグルーポンを買った店にはそれを出せるお医者さんがいないらしく、別で検査に行かねばならなかったのです。
はるかかなたの大昔、アメリカでは(必要に迫られて)コンタクトを作っていたものの、カナダに引っ越してからはもっぱら、日本に帰ったときにコンタクトもめがねも作ってたので、移住6年目にして初めての海外の目医者さん体験。
と言っても正確には「眼科医(Ophthalmologist)」ではなく「検眼医(Optometrist)」なんですが、それでもちゃんと肩書きに「Dr.」がつくんですよね〜。
ちなみに私が行ったのは、徒歩15分くらいのところにあるめがね屋さん。そこだったら視力検査のついでにめがねも作れるし、調整してもらうにもすぐ近所で便利なんだけど、グルーポンを買ったお店は車で40分以上かかるところなのが残念(´▽`;)
そうそう、最初はウォークイン(予約なしで立ち寄ること)でいけるかな、と、お店にいきなり行って「アイ・イグザムには予約必要ですか?」と聞いてみたら、やっぱり「そのほうがいいです」と言われ、その日はいっぱいだということで翌日の予約を入れました。
これも日本とは違う点ですね。日本でめがね屋さんの予約が必要なんて聞いたことないですから。
それはともかく、当日の流れをメモっておきます。
- 受付で身分証明書(今回はBCサービスカードという運転免許証そっくりのIDを使用)と保険証(夫の勤務先のもので、彼の名前)を提出(夫の生年月日まで聞かれた)
- 受付のおじさんが機械を使った検査を2つ(空気が出てくるヤツともうひとつ)
- 店の奥の小さなオフィスで検眼医の女性ドクターによる問診と視力検査
- 受付に戻り、別の女の子が片目ずつ目の写真を撮り、ドクターが写真を見せながら説明
- 最後にお金を払い、プリントアウトされた1枚の処方箋をもらって終了
以上、所要時間およそ50分でした。
女性ドクターは少し中国なまりがあったものの、丁寧で親切だったし、このお店でめがねも作りたかったな〜(しつこい)。
また、3の問診がおもしろかった。
「家族に目の病気をした人はいますか」など、日本のめがね屋さんでは聞かれたことのない質問もあって、まるでふつうの眼科に行った気分。
母が40代始めで白内障の手術をしたと言うと、「それは若いわね。あなたもその兆候がないかどうか検査しましょう」ということになったものの、それには瞳孔をひらかせる検査が必要だと聞いて、そのあと映画を観に行く予定だった私はお断りしました。
(「予定のない日にやりましょう」と言ってたけど、結局予約を入れずに帰って来ちゃったよ?)
白内障の兆候があるかどうかの検査をめがね屋さんでやってくれるなんて話、日本では聞いたことないです。
また、「グルーポンを夫が買ってしまったから、めがねはいらない」旨、検眼医さんには最初に伝えてあったのだけど、受付のおじさんに「今日はめがねはいらないの?400ドルまでクレジットがあるよ」と追及されてしまったのが少しめんどかった(笑)。
お会計は85ドル也。
「ディスカウントがあるからね」と誇らしげに言われたけど、日本だったらその金額でめがねが一式、余裕で作れるよ!と内心驚いた。
ところが帰宅後に夫に伝えたら「それは安い」と言われてしまって2度驚きましたよ(笑)。
85ドルで安いってことは、ふつうなら100ドル以上するんだろうか…
しかもまだこれからめがね本体を作りに行かねばならないし!
いくら丁寧でも、やっぱり今後はなるべく日本で作りたいです(´▽`;)
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北米日記