ダウンタウンでジェラート食べた話の続き。
図書館から電車の駅へ向かう途中、こんな看板を見てギョッ!
これ↑じゃわかりにくいけど…右側に写ってる看板、「Cat Drink(ねこの飲み物?!)」に見えてしまいビックリしたんですが、近寄ってみると…
eat (candy) DRINK WINE だった…(´▽`;)
さて、電車を降りて、始発駅でバスに乗り換えたときのできごとです。
私が乗ったときはほぼガラガラだったし、すぐに降りるので運転席の真後ろの優先席に座りました。優先すべき人が乗って来たら立てばいい話だし。
で、しばらく経ってほぼ満席になったとき、ストローラーに子どもを乗せたお母さんが乗り込んできました。
運転手さんが「ストローラーのためにスペースを空けて下さい」と叫ぶと、1人がけの椅子に座っていた初老のおじさんが席を立ち、私の真横に座りなおしましたが、実際はもう2人(老夫婦)、席を空ける必要がありました。
それを知ると、おじさんは腰を浮かし、「ここに座る?」と老夫婦に聞いたのですが、彼らもなんとか席を見つけたようす。おじさんは私の横に座りなおし、「見つかったみたいだね」とボソリ。
この人のいいおじさんを「親切おじさん」と呼びます。
ところが、今度こそいっぱいだろうと思ったとき、大きなスーツケースを持った大柄なおじさんが乗ってきました。
親切おじさんは、大柄なおじさんに「席がなかったらここに座ればいいよ」と声をかけ、さっそく腰を浮かしています。
大柄なおじさんは、さっきのストローラーのお母さんの横に座ることができました。お母さんは、横に座っていた子どもを自分のひざに抱っこして席を空けてあげたみたい。
まるでフルーツバスケットみたいですが、これでみんな席が見つかった、と、落ち着こうとしたら…
今度は真っ黒な盲導犬を連れたスーツ姿の青年が!
次から次へと、よくもまあ帰宅ラッシュでもない時間に…。
バスに盲導犬やガイド犬を連れた人が乗るのを見たのはこれが初めてでした。
親切おじさんは、今度こそ席を譲ろうと、さっと立って「ここに座りなさい。ぼくは次のバスに乗るから」と、運転手さんに「次のバスはどのくらいあとかな?」と聞いています。
おじさんが席を立たなければ、「すぐ降りるから私が立つよ」と言うつもりだったんですが、おそらくおじさんとしては、女性を立たせることはしなかったでしょうね。
そんな親切おじさんの、ためらわない親切行動にちょっと感激。
しかし、目の見えない青年は事情がよく呑み込めないまま(おじさんがだれに席をゆずったのか見えないだろうし)、後方へ進もうとします。
すると私の真向かいに座っていた2人組のおばあさんが口々に「そこに席があるわよ!すぐそこよ!」と声をかけたので、「あ、そうなんですか?」と、青年はストローラーの置いてある場所に座ろうとしてしまいました。
「そこじゃない!」とおばあさんたちはわいわい叫びますが、そんなこと言われても、どこに席があるのかわからないだろうなあと、つい、彼の腕をぱっとつかんで「こっちよ」と引っ張ってしまいました…。
(あとで「目の見えない人が、急に腕をつかまれたらビックリするだろうなあ」と反省)
青年の足もとに座ったわんこ、かわいすぎて、なでなでしたい衝動をおさえるのが大変でした(笑)。
すごくわかりにくいと思うので、適当ですが図にしてみました↓
(ノートに書いてスキャンしたんだけどめちゃくちゃ薄っ!)
ちなみに、バスが満員だとわかった理由は、運転手さんが「奥の青年、そこは座席じゃないから座れないよ。立って下さい」と声をかけたから。
あと、このバスは白人の多い地域へ行く高速バスだからか、前方に座っていた中高年の乗客、盲目の青年に後方の青年にいたるまで、この地域には珍しくすべて白人。私だけが有色人種でした。
人種が混ざってたら何か違ったんだろうか…。とふと思ってみたり。
ともかく、このおじさんのおかげであったかい気持ちになりました(*´▽`*)
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北米日記
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