ゆうべ日本の友人がFacebookにラーメンの写真を載せてるのを見て猛烈にラーメンが食べたくなり、今日はわざわざバスに乗ってラーメンランチに行ってきました。
しかし、今日の日記はラーメンの話ではありません。
ラーメン屋に向かうバスの中で、大好きな萩尾望都さんの特集本を読んでいた私に話しかけて来た若い中国人男性の話です。
いちばん後ろの席に座っていた私に、途中から乗り込んで来た人にいきなり声をかけられてビックリしましたが、そのときの会話はこんな感じ:
「それ、日本語?」
「そう」
「へえ、日本人なの?」
「そう、日本から来た日本人」
「That's pretty cool.(いいね)」
ここで会話は終わり、私は読書に戻ったわけですが…
しばらくすると「質問してもいい?」とまた話を始める中国人男性。
じつはすごくなまっていて何を言ってるのか聞き取れず、何度も聞き返して「バスの乗車券(Suicaみたいなの)って、降りる時にもスワイプしなきゃいけないのか」と聞いてることがわかりました。
「引っ越して来たばかりでこのへんのことがよくわかってない」と言うので「どこから来たの?」と聞くと、また何を言ってるのかわからず…とにかく割と近い街から引っ越して来たことが判明。
そのわりに「バンクーバーに行ったことがない」などつじつまの合わない感じもしましたが、もしかしたら私の聞き間違いなのかも(出身地の件)。
とにかく、「教会のボランティアをするために越して来た」と言うので「あら、あなたクリスチャンなの?」と聞くと「そう」と返って来て「私もクリスチャンよ」と言うと驚いてました。
あとから考えると、日本人だからターゲット(笑)にしたんだろうけど、まさか日本人がクリスチャンですと言い出すとは思わず不意を突かれたんじゃないかな。
ようするに彼はモルモン教の "宣教師" だったわけです。
「引っ越して来た」と言っていたのも、若いモルモン教徒って確か3年くらい "宣教師" となることが義務づけられているはずなので、そのためと思われます。
あまり押しが強くない感じだったので、まだ新人さんなのか、それともがんばりすぎていやがられた経験があるのか知りませんけど、有名なミュージカル『ブック・オブ・モルモン』にも出てくるような、いわゆる「モルモン教」っぽく(*)なかったので全く気づきませんでした。
彼らの教会に誘われてる途中で私の降りるバス停が近づいてきたので、すんなり話を切り上げて別れることができましたが、最初からモルモンだとわかってたらあんなふうに話さないので「クリスチャンなの?」と聞いた時に「モルモンです」と言ってほしかったなあと思いました(苦笑)。
あんなふうに、というのは、どこの教会に行ってるのか聞かれてバンクーバーの教会だけどと場所を説明しちゃったんですよね。「バンクーバー行ったことないからわからない」とかわされてしまいましたが、あれはもしや「モルモンの教会以外はわからん」ということだったのかも…?
いずれにせよ、バスの中で知らない人に話しかけて教会に誘う勇気には感心します。
(日本人女性相手だったらたいして勇気もいらないかもしれないけど)
でも、せっかく誘ってくれたけど、あなたたちの教会には行きません…。
しかし、中国人のモルモン教会があるなんて知らなかったなあ。
勉強になりました。
*いわゆるモルモンとは、スーツ姿でリュックを背負った白人男性2人組でしょうかね…日本で見かけるモルモン教徒はそれプラス自転車に乗ってることが多かったです。今もそうかは知らないけど。
Posted on Wed. June 14, 2017
(もたもた書いてたら0時を過ぎてしまったけど、「今日」=13日です)
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北米日記
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